研究活動レポート / 持丸 正明 / 定藤 規弘

持丸正明フェローと定藤規弘フェローがBKC開設30周年記念企画 身体圏研究連続シンポジウム(第3回)に登壇しました

2024 / 11 / 13

2024 / 11 / 13

2024年11月6日、立命館大学びわこ・くさつキャンパスにて、BKC開設30周年記念企画 身体圏研究連続シンポジウム(第3回)「多重環境化社会を生きる 私・身体・心」が開催されました。人間拡張技術による効果、多重環境化社会におけるコミュニケーションのあり様、生存学(障老病異)やインフラの観点から、身体圏研究について活発な議論が展開されました。

 

持丸正明フェローは、「人間拡張技術で取り組む身体圏研究」をテーマに講演し、国立研究開発法人産業技術総合研究所で取り組む人間拡張研究について紹介しました。人間拡張技術とメタバース・仮想現実を掛け合わせることで、建設業やサービス業での就労環境の改善や従業員のトレーニング、また遠隔でのリハビリ等が可能となり、仮想空間での効能が現実空間にもたらされることが期待されます。複数の研究事例を紹介した後、持丸フェロー自身が身体圏を拡張しなければならないと考える理由について、急速な社会の変化に伴う課題に触れながら説明し、講演を締めくくりました。

第3回身体圏シンポジウム

 

各登壇者による講演の後、パネルディスカッションが行われました。定藤規弘フェローがモデレーターを務め、各登壇者の講演テーマを的確に要約しながら、身体圏研究の知見を深めるための議論をリードしました。オンライン、オフラインで寄せられた質問も交えながら、登壇者の意見を引き出し、活発な議論を促しました。最後に閉会の挨拶を述べ、本シンポジウムは盛況のうちに終了しました。

第3回身体圏シンポジウム

 

登壇者(登壇順)

● 伊坂 忠夫|立命館大学 副学長/スポーツ健康科学総合研究所 所長
● 持丸 正明|国立研究開発法人産業技術総合研究所 人間拡張研究センター長/立命館大学 RARAフェロー
● 西原 陽子|立命館大学 情報理工学部 教授
● 大谷 いづみ|立命館大学 生存学研究所 所長/産業社会学部 教授
● 渡邊 信彦氏|株式会社STYLY 取締役COO
● 近藤 卓氏|イオンモール株式会社 新規テナント共創部 部長
● 定藤 規弘|立命館大学 総合科学技術研究機構 教授・RARAフェロー/生理学研究所 特任教授

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