研究活動レポート / 和田 有史

和田有史アソシエイトフェローの共著論文が『心理学評論』に掲載されました

2023 / 09 / 14

2023 / 09 / 14

和田有史アソシエイトフェローの共著論文「食の心理学と芸術としての食」が日本で唯一の心理学のレビュー雑誌『心理学評論』に掲載されました。

 

論文の要旨は以下の内容をご確認ください。

 

要旨:心理学はかねてより芸術と食に深くかかわってきたが,芸術としての食については未踏の領域である。その理由はそもそも食が芸術とみなされてこなかったことにある。近年,ガストロフィジックスとして食についての多感覚知覚研究がシェフや消費者に知られるようになり,ファインダイニングのシェフの創作活動にも影響を与えるようになった。多感覚知覚であることをはじめとして,食と他の芸術との共通点が見出されつつある。それらの共通点についてはこれまでの食の心理学でも検討されてきており,VRや新しい食体験の創造に心理学は貢献しつつある。その一方,美食についての心理学的研究については今後方法論も含めて検討する必要がある。その手がかりとして,本稿では料理人と食ジャーナリスト,心理学者の美食についての対談を掲載する。

 

心理学評論刊行会のページは以下のリンクよりご覧ください。
心理学評論刊行会ウェブサイト

SHARE ON
FACEBOOK TWITTER