研究活動レポート / 廣野 美和

廣野美和アソシエイトフェローらの研究成果がEast-West Centerより出版されました

2024 / 06 / 20

2024 / 06 / 20

廣野美和アソシエイトフェローが参加するオーストラリア国立大学との共同研究プロジェクトの研究成果が、アメリカ合衆国ハワイ州にある独立研究機関East-West Centerより出版されました。本研究成果は、2023年11月に立命館大学大阪いばらきキャンパスで実施したワークショップでの議論をまとめたものです。

 

本研究ではインド太平洋地域を中心とした日豪と中国のそれぞれのミニラテラリズムの特色を紹介・比較しています。中国が地経学に重きを置き、グローバルサウスをに焦点を当て、様々な制度や枠組みを駆使し国際社会でのプレゼンスを高めようとしている一方で、伝統的な安全保障の課題を中心としてきた日豪のミニラテラリズムは地経学の側面では遅れを取っており、政策を再検討する必要性を論じました。

 

本研究成果は、豪日交流基金の支援を受けたDavid Envall氏(オーストラリア国立大学)との共同研究の成果の一部です。

 


論文名 :Indo-Pacific Minilateralism and Strategic Competition (I): Australia/Japan and Chinese Approaches Compared
著 者 :Thomas S. Wilkins, Miwa Hirono, H.D.P Envall, and Kyoko Hatekeyama
発表誌 :East-West Center Occasional Papers
掲 載 日 :2024年6月10日(現地時間)
U R L :https://www.eastwestcenter.org/publications/indo-pacific-minilateralism-and-strategic-competition-i-australiajapan-and-chinese 

 


論文名 :Japan/Australia Minilateralism in the Indo-Pacific (II): Advancing Cooperation in Order-building and Geoeconomics
著 者 :H.D.P. Envall, Kyoko Hatakeyama, Thomas S. Wilkins, and Miwa Hirono
発表誌 :East-West Center Occasional Papers
掲 載 日 :2024年6月10日(現地時間)
U R L :https://www.eastwestcenter.org/publications/japanaustralia-minilateralism-indo-pacific-ii-advancing-cooperation-order-building-and

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