研究活動レポート / 佐伯 和人
佐伯和人フェローが⽴命館⼤学宇宙地球探査研究センター(ESEC)設⽴記念シンポジウムに登壇しました
2024 / 06 / 04
2024 / 06 / 04
2024年5月23日、「⽴命館⼤学宇宙地球探査研究センター(英語名称:Earth & Space Exploration Center(ESEC))」は設⽴記念シンポジウムを立命館大学朱雀キャンパスで開催し、ESECセンター長の佐伯和人フェローが登壇しました。
まず第一部の研究プレゼンテーション「⽉スナイパーSLIM計画への参加から得られたもの〜今後の⽉探査・研究の展望」に、佐伯フェローは総合科学技術研究機構の⻑岡央准教授、仲内悠祐助教と登壇し、世界初の⽉⾯へのピンポイント着陸に成功した⼩型⽉着陸実証機SLIMの成果やミッションの裏話について発表しました。シンポジウムには高校生を含む多くの一般の方にご参加いただき、発表の最後に佐伯フェローは、「これからは⽉⾯や⽕星⾯に⼈が住む時代が訪れます。宇宙に⾏く⽬的は無限にあり、理系・⽂系関係なく、みんなが宇宙に関わりがある時代がやってきます。みなさんもぜひ宇宙への研究・探査・開発に参加してください」と呼びかけました。
(左から:仲内悠祐助教、⻑岡央准教授、佐伯和人フェロー)
第二部のパネルセッション「宇宙⽣活における叡智(wisdom)〜宇宙に⽣きる時代を迎えて」では、総合⼼理学部⻑のサトウタツヤ教授の司会のもと、佐伯フェロー、立命館⼤学学⻑特別補佐・ESEC研究顧問の野⼝聡⼀宇宙⾶⾏⼠、総合⼼理学部の鈴⽊華⼦准教授が、「宇宙時代における⼈間の⽣き⽅」について議論しました。佐伯フェローは、世界各国が月の水資源を目指す現状について触れ、野口学長特別補佐、鈴木准教授と月の資源を巡る争いを防ぎ、協働に向かう重要性について話し合いました。最後に、ディスカッションを通して感じたこととして、佐伯フェローは、「今すごく⼤事なのは、⽉⾯環境や⽕星の環境で何が起きるか、そこに何が必要なのかという発想⼒を持つこと。ESECという場を、いろんな分野の⼈が共創してアイデアを思いつく舞台にできたら」と語りました。
(左から:サトウタツヤ教授、野口聡⼀学長特別補佐、佐伯和人フェロー、鈴⽊華⼦准教授)
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