研究活動レポート / 廣野 美和

廣野美和アソシエイトフェローが第17回グローバル・ガバナンス学会研究大会で講演を行いました

2024 / 05 / 24

2024 / 05 / 24

2024年5月11日(土)、廣野美和アソシエイトフェローが第17回グローバル・ガバナンス学会研究大会において、「ウクライナ戦争と中国―グローバル・ガバナンスの観点から―」と題して講演を行いました。

 

ロシアによるウクライナへの軍事侵攻に関する中国の対応について、中国は国際秩序を変更するためにロシアとより緊密な関係を築くことを目指していると多くの研究が論じています。廣野アソシエイトフェローは、国際秩序変更の観点のみにとらわれるのではなく、中国国内における議論と過去10年間の中国外交の変遷パターンの観点から、中国の国際的対応を分析することが必要だと論じました。

 

中国による「ウクライナ危機」(中国による呼称)に対する国際的対応においては、特に和平交渉や経済発展において習近平政権下で強化されてきた外交分野での国際的リーダーシップが見られること、またグローバル・ガバナンスの側面の中でも賛同し強化しようとする分野と、中国が特に米国中心的と考える側面(例えば制裁など)においてのみ反対しようとする分野があることが特徴的であると述べました。

 

本大会は立命館大学大阪いばらきキャンパスで開催され、廣野アソシエイトフェローは実行委員長を務めました。

 

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