研究活動レポート / 小林 洋一
小林洋一アソシエイトフェローらの研究成果がAngewandte Chemie International Editionに掲載されました
2024 / 04 / 26
2024 / 04 / 26
立命館大学生命科学部の小林洋一フェロー、永井邑樹助教、同大学大学院生命科学研究科博士前期課程(研究当時)の河合彦希さんらの研究チームは、青山学院大学理工学部の阿部二朗教授と共同で、市販の試薬から簡便に合成できるローダミンスピロラクタム 誘導体において、光強度が大きいほど着色効率が増大するフォトクロミック反応が生じることを発見しました。本研究成果は、フォトリソグラフィーをはじめとした光関連技術の高空間分解能化に加え、低エネルギーの光を有効利用できる光機能材料の開発に寄与することが期待されます。
本研究成果は、学術雑誌Angewandte Chemie International Editionに掲載され、また同誌で高く評価されており、フロントカバーに採用されることになりました。
論文名:Nonlinear Photochromic Reaction Based on Sensitizer-Free Triplet-Triplet Annihilation in a Perylene-Substituted Rhodamine Spirolactam
著者:Genki Kawai, Dr. Yuki Nagai, Kanna Tsuji, Dr. Yoshinori Okayasu, Prof. Jiro Abe, Dr. Yoichi Kobayashi
発表雑誌:Angewandte Chemie International Edition
掲載日:2024 年 4 月 10 日 19時(日本時間)
URL: https://doi.org/10.1002/anie.202404140
プレスリリース:立命館大学プレスリリース