研究活動レポート / 和田 有史
和田有史アソシエイトフェローとカゴメ株式会社との共同研究がNutrients に掲載されました
2024 / 04 / 08
2024 / 04 / 08
和田有史アソシエイトフェローとカゴメ株式会社との共同研究がNutrients に掲載されました。
様々な環境要因がどのように組み合わさって学齢期の子供の野菜嗜好に影響を及ぼすかは、明らかになっていません。本研究の目的は、乳幼児期の環境要因とそれらが学齢期の子供の野菜嗜好に及ぼす影響を明らかにすることです。乳幼児期の環境要因に関する分析の結果、野菜の摂食経験、調理経験、収穫経験、親の態度に関する12の要因が抽出され、それに基づき乳幼児期の食発達に関わる環境は3クラスターに大別できることを示しました。12の要因は単独でも組み合わせでも、学齢期の子供の野菜嗜好に影響を及ぼすことが示唆されました。乳幼児期の様々な環境要因の組み合わせを評価することで、将来の野菜嗜好をより良く理解できると考えられます。
論文名:Clusters in Infant Environmental Factors Influence School-Age Children’s Vegetable Preferences in Japan(日本語訳:乳幼児期の環境因子のクラスターが学齢期の子どもの野菜嗜好に影響を及ぼす – 日本における調査 -)
掲載誌:Nutrients