廣野美和アソシエイトフェローが寄稿した新書『「強国」建設に向けた中国の戦略』が発刊されました

廣野美和アソシエイトフェローが寄稿した、一般社団法人日本経済団体連合会・21世紀政策研究所の新書『「強国」建設に向けた中国の戦略』が発刊しました。

21世紀政策研究所の中国研究プロジェクトが開催したシンポジウム「『強国』建設に向けた中国の戦略」での議論をもとにした新書で、廣野アソシエイトフェローによる「グローバルガバナンスにかかわる中国の関連構想と行動」が、49-66頁に掲載されています。

廣野アソシエイトフェローは、中国がグローバルガバナンスのあり方についてどう考えているのか、また新たなグローバルガバナンスを構築するためのグランドデザインを有しているのかといった問題について考察しています。中国が提唱する経済圏構想「一帯一路」と「グローバル開発イニシアチブ（GDI）」が中国の国際社会における行動を容易にしうる曖昧性を含んでいることについて言及し、国際秩序修正の意図と現実の複雑な様相について解説しています。また、両構想の具体的な実践の多くが展開されている途上国における多様な中国認識を紹介し、それらと中国の活動との関連性を議論しています。

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