末近浩太フェローが韓国・ソウル国立大学アジア研究所（SNUAC）で開催された国際会議2025 SNUAC Conference on Asian Studiesに登壇しました

2025年11月24日〜28日、韓国・ソウル国立大学アジア研究所（SNUAC）にて、国際会議2025 SNUAC Conference on Asian Studies “Mega-Asia: A New Perspective on Asia”が開催されました。

末近浩太フェローは、大会初日24日のSession 2 : Comparative Approaches in Asian Studiesに登壇し、“Sectarian Identity and Public Support for Armed Non-State Actors: Evidence from Survey Experiments in Lebanon, Iraq, and Yemen”と題した研究報告を行いました。本研究は、中東政治研究において長らく支配的であった「宗派対立論」を、最新の実験政治学の手法を用いて再検討を試みるものでした。

そこから得られた知見は、中東における政治現象を説明する際には、必ずしも宗派という地域特有の要因を重視する必要はなく、世界の他の地域と同様に安全保障や同盟関係の力学が重要であることを浮き彫りにしました。このように、中東を過度に特別視することなく、他の地域と比較可能なかたちで捉えることは、地域研究という学問分野自体の発展に資するものとして、参加者から高く評価されました。

国際会議の詳細は、以下のページをご覧ください。

2025 SNUAC Conference on Asian Studiesウェブサイト