立岩 真也

RARAフェロー

「叢書身体×社会」「アーカイブ身体×社会」

 

RARAフェロー立岩真也先生が2023年7月31日にご逝去されました。ここに生前のご厚誼を深謝し、謹んでご通知申し上げます。立岩先生は「病い、老い、障害とともに生きること。異なりをもつ身体」と向き合う「生存学」の礎を築かれ、今後も立命館大学の先進研究を牽引する中核研究者として、先導的・先進的研究拠点の形成に向けてお力を発揮いただけると信じておりましただけに、大変残念でなりません。

 

2024年1月27日には「立岩真也さん追悼集会 生きて存るを学ぶ」が執り行われます。
詳細はページ下部の記事よりご確認ください。

 

 立命館大学研究部RARAオフィス

「叢書身体×社会」「アーカイブ身体×社会」

 

RARAフェロー立岩真也先生が2023年7月31日にご逝去されました。ここに生前のご厚誼を深謝し、謹んでご通知申し上げます。立岩先生は「病い、老い、障害とともに生きること。異なりをもつ身体」と向き合う「生存学」の礎を築かれ、今後も立命館大学の先進研究を牽引する中核研究者として、先導的・先進的研究拠点の形成に向けてお力を発揮いただけると信じておりましただけに、大変残念でなりません。

 

2024年1月27日には「立岩真也さん追悼集会 生きて存るを学ぶ」が執り行われます。
詳細はページ下部の記事よりご確認ください。

 

 立命館大学研究部RARAオフィス

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FELLOW PROFILE

1990年東京大学大学院社会学研究科 社会学(A)博士課程 単位取得退学。千葉大学 文学部 助手、信州大学医療技術短期大学部 助教授等を経て、2004年より 立命館大学大学院 先端総合学術研究科 教授(現職)。 日本社会学会 理事(2021年~)、日本生命倫理学会 理事(2021年~)等を歴任。著書に『人命の特別を言わず/言う』(筑摩書房)など。

【叢書身体×社会】

この100年、身体と社会を巡って起こったこと、思考されるべきこととして現れたことについて、多くの大学院生・修了者・研究員他と仕事をし、今年創刊した年6回刊行の雑誌『遡航』等に300余の論文・報告を掲載し、これまでに加えあと約50の博士論文執筆・提出を支援し、私と修了者・大学院生が共編者となる20冊以上の書籍をこの5年の間に刊行していきます。

 

全体の構想は《叢書 身体×社会》にあります。むろん研究者個々の主題を受けその思いを尊重しますが、しかしみなの研究の対象は、つまりは同じ社会・時代であり、人間だから、そこに必ず連関もあります。それを示すことで、研究を発展・展開させる。作業の全体をその都度公開しつつ(→【アーカイブ身体×社会】)、研究の塊を多く作り出し、個々の研究がぽつぽつとなされるだけでは到底対応できない社会の課題に応えていきます。

 

【アーカイブ身体×社会】

【叢書身体×社会】はおもには成果を書籍にします。

アーカイブは、物理的空間としてのライブラリーとオンライン上に公開される情報群により構成されます(「生を辿り途を探す」にその準備段階のものがあります)。

 

集積自体が必要とされているのです。

変革のために遡ること(遡航)がなされねばならないのです。あと20年も経てば不可能になる、前世紀から生きてきた人たちへのインタビュー記録の公開を現在の約500から1000に増やしていきます。むろんそれは【叢書身体×社会】の研究の基礎となります。そして、集積・公開の方向を考え、仕組みを作るその営為自体が研究であり、成果は上記の叢書の一部となると考えます。その仕組の確立のために10年を想定しており、私が取り組んでいる科学研究費・基盤研究(A)「生を辿り途を探す――身体×社会アーカイブの構築」が、前半の5年間行なわれることになります。

 

今記録し集めないとけっして残らないものがあるから、大きな規模の急ぎの作業を要します。

大学院生・修了者等は、科研費分担研究者他の多領域の研究者の助力も得てその作業に関わり、人文社会科学の基本的技術を学び、自らの研究成果ともすることを目指していきます。

最新の研究活動レポート

紹介写真

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